“強い農業”旋風が全国を吹き荒れています。TPPに立ち向かい、国際競争に打ち勝つためと安倍成長戦略が打ち出した「農業改革」のもとで、“強い農業”づくりの邪魔になる小規模・高齢農家の淘汰が進みます。バーチャル特区という異名を持つ国家戦略特区農業版はその先兵です。私たちがこの三年、思いと行動を共にしてきた福島県三春町の高齢女性たちの小さな農業・小さな加工などあっという間に吹き飛んでしまうでしょう。そして原発被災地、津波被災地の村と農業は、その突破口と位置付けられています。まさにショック・ドクトリンの日本版です。

三春のバーチャンたちがつくりあげてきた“小さきもの”の世界、名づけて言えば「バーチャン戦略特区」の意味を問い直し、バーチャル国家戦略特区にどう対峙するかを考える勉強会です。ぜひお越しください。

日時：2014年4月4日(金) 19:00～21:00
会場：PARC自由学校教室2階（ 東京都千代田区神田淡路町1-7-11　東洋ビル）
講師：大野和興（農業ジャーナリスト）／西沢江美子（農業ジャーナリスト）
資料代：500円

※今年4/20に現地福島三春を訪ねる東京発バスツアーも開催されます。詳しくはお問い合わせください。

主催：滝桜花見祭実行委員会
お問い合わせ・申し込み：NPO法人アジア太平洋資料センター（PARC）