カネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)では、第1期生たちが研修を修了した際には卒業式を開催しましたが、第2期生以降は卒業式を開いていませんでした。そこで、先日APLA共同代表の秋山がKF-RCを訪問した際に、ささやかな卒業式を開催しました!
前に並べられた椅子に嬉しそうに座る第2~5期生の卒業生たち。それぞれの名前を呼ばれ、秋山とKF-RCコーディネーターのアンボさんから卒業アルバムと卒業証書を受け取りました。スタッフ全員と握手をして席に戻ると、他の卒業生のことは気にかけずに、食い入るように自分の卒業証書とアルバムを見ていました。
現在、9人の卒業生のうち8人が、養豚を中心とした有畜複合農業に取り組んでおり(一人は休止中)、自立した農民、そして地域の活性化に貢献するリーダーをめざして日々がんばっています!
卒業生たちが集まると「おまえの豚、何キロだった?」「1日どれくらいえさをあげてるの?」など、豚の話ばかりです。彼らは、支え合える大切な仲間でもあり、よきライバルでもあります。お互いに刺激を与え合って、今後も成長しつづけてもらいたいです。
まだまだ安定した収入を確保できないことや、村までのインフラ整備が整っていないため輸送に手間やコストがかかってしまうことなど、色々な課題はありますが、KF-RCスタッフがこまめに卒業生と連絡を取り合い、サポートしています。これからも彼らのがんばりをあたたかく見守っていてください。
報告:寺田俊(てらだ・しゅん/APLA現地インターン)