バランゴンバナナの産地であるフィリピン・ミンダナオ島南コタバト州ツピ地域において、2016年初めに発生したエルニーニョにより深刻な干ばつ被害が発生しています。このたび、現地より緊急救援の要請があり、関連会社の(株)オルター・トレード・ジャパン(ATJ)の現場視察を踏まえた後、APLA理事会として、緊急支援を実施することを決定しました。
以下の詳細の通り、ツピ地域のバランゴンバナナ生産者へ支援金を送金いたしました。支援後の現地の復興状況は、現地からの報告及び現場視察を実施した後に、改めてご報告します。
この支援金は、2013年11月にフィリピン中部を襲った台風30号(フィリピン名:ヨランダ)の被災支援としていただいた募金を使用しています。2015年3月16日時点で、支援金で使いきれない額が未送金分(7,675,990円)として残っており、その使途に関して「今後フィリピンで発生しうる自然災害への支援金として活用」する旨をご報告しておりました(詳細はこちらをご覧ください)。
以下が、今回の支援内容になります。
●緊急支援対象:フィリピン・ミンダナオ島ツピ・バランゴン生産者組織TUBAGA
●支援金額:1,368,688円
●送金日:2016年8月10日
●支援内容:バランゴンバナナ復興のための費用
干ばつ被害で弱った苗への追肥代(93,424株分)
干ばつ被害で死滅した株の植え直しのための苗と元肥代(18,532株)
新たに生産する苗代
ミンダナオ島ツピの干ばつ被害状況(ATJの報告より)