JCNC岡山(日本ネグロス・キャンペーン委員会)の30周年記念パーティーの招待を受けて、フィリピン・ネグロスのカネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)のスタッフ、チータさんとジョネルさんが来日し、4月12日~27日の16日間、約300名の方々と交流をしました。
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2018年4月14日、JCNC岡山30周年企画イベントが開催されました。
イベントにはお子さんも含め約90名の参加があり、また岡山在住のフィリピン人による歌やダンスの披露もあり、大いに盛り上がりました。
大勢のお客さんを前に緊張するふたり。時間が経つにつれて徐々に緊張もほぐれていき、チータさんは「バランゴンバナナ事業の当時苦労したこと」や「循環農業や次世代を育てていくという兼重さんの思いを継いで、現在もその活動に関われていることのやりがい」などを、ジョネルさんは「自分たちの土地を手放すことなく、自分たちの土地で自由に自分たちの食べ物を育てている喜びやそんな若者を育てることができている喜び、KF-RCの存在意義」などを語ってくれました。
30年間続けてきたからこそのつながり、それぞれの思い
参加者のみなさんもそれぞれのネグロスに対する思いを語ってくれました。バランゴンバナナやマスコバド糖に対する思い、KF-RCの活動に寄せる思い、ネグロス島の人びとに対する思い。みなさんそれぞれが違っていて、色々な形でのつながりがあるのだなと改めて実感しました。
チータさんはJCNC岡山20周年記念の時にも来日をしていますが、そのときにはまだKF-RCはなく、バランゴンバナナ生産者協会(BGA)委員長として来ました。30年間続けてきたからこそのつながりやできること、変化が今回のイベントにはありました。
報告:寺田俊(てらだ・しゅん/APLA事務局)