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柑橘類のみに頼らない多様化した農園をめざして

ギルバート親子

2018年7月、フィリピン・北部ルソン、ヌエバビスカヤ州のマラビン渓谷で柑橘栽培を営んでいるボンさんの農園を訪問しました。父ギルバートさんはヌエバビスカヤ州卸売市場の代表でもあり、仕事が忙しくなったことから最近、息子のボンさんが農園を継いでいます。

親から継いだ農園をより良くしていこうと切磋琢磨

柑橘類以外に他の果物(ドリアン、ランソーネス、マンゴスチンなど)も植え、多様化を実践し始めています。

たわわに実ったドリアン

マンゴスチンもたくさん実を付け始めていた

豊作のみかん。とても甘く美味しかった。

BMW(バクテリア・ミネラル・ウォーター:注)プラント近くに小さな野菜畑があり、BM活性水を使用して、野菜の成長具合からその効果を実感しているとのこと。
今年度みかんは、日照時間が多かったことにより、例年に比べ、実の成りの大きさ、量、甘さすべてが好調だそうです。

 

2018年9月に発生した台風22号の影響もほぼ受けなかったと報告を受けています。

寺田俊(てらだしゅん/APLA事務局)

注:バクテリア(微生物)・ミネラル(造岩鉱物)・ウォーター(水)の略。バクテリアとミネラルの働きをうまく利用し、土と水が生成される生態系のシステムを人工的に再現する技術のこと。