APLAでは、2021年の総会を経て、流通の過程でどうしても廃棄されてしまう バランゴンバナナ の有効活用を検討・試行・具体化するための新たなプロジェクトをスタートしました。その名も「ぽこぽこバナナ・プロジェクト」です!
そのプロジェクトの一環として、9月23日、9月25日、東京都渋谷区のhako galleryにて、廃棄されてしまうバランゴンバナナについて知って、食べて、わくわくしてもらうイベント「ぽこぽこバナナ・マーケット」を開催しました。
バランゴンバナナそのものや廃棄されてしまうバナナについて知ってもらうための展示、廃棄されてしまうバナナを活用した商品の販売を行ったところ、2日間でお子さん、学生、主婦の方など様々な世代の方、延べ100名以上の方にご来場いただきました。ありがとうございます!
多くの方が展示に関心を持たれ、バランゴンバナナの存在や手元に届く前の普段は見えない背景を知ってくださり、多くの疑問や質問をスタッフに投げて、理解を深めてくださいました。
来場者に人気だったのは、生産者が運んでいるバナナの重さが体験できる「バナナを担いでみよう」という企画でした。
大人でも担ぐのが大変な重さなのですが、小さなお子さんも盛んにチャレンジ!
多くの方が体験し、「こんな重いものを持って、山道を歩くなんて無理」「何時間も運ぶなんて信じられない」などとバナナを運ぶ大変さを実感いただけました。
今回のマーケットで最も知っていただきたかったテーマである廃棄の現状についても多くの人に届いたのではないかと思います。
廃棄されてしまうバランゴンバナナを直接見たり、食べたりして、「これが捨てられちゃうのはもったいない」「もっと活用すればいいのに」などというご感想をたくさんいただきました。
さらに、廃棄されてしまうバナナの有効活用のアイディアをシェアするスペースでたくさんのわくわくするアイディアをいただきました。
「バナナの春巻き」「バナナ酒」「バナナ紅茶」などの食べ物のアイディアから「バナナ石けん」「バナナ香水」「バナナ紙」などの日用品のアイディアまで、今まで思いつかなかったようなアイディアやヒントがたくさん!
マーケットが終わる2日目の夕方までにはたくさんのアイディアでスペースがいっぱいになりました。
バナナを使ったフードも好評で、たくさんの「おいしい」という声と笑顔をいただきました。
「これ、本当に砂糖使ってないの?」と砂糖をつかっていないジュースやアイスの甘さにも驚かれていました。
1日目は夏のような暑さだったこともあり、特にバナナアイスの注文が多かったです。
スタッフ総出でアイスとジュースづくりに励みました(笑)。
今回ご協力くださったお店のバナナを使った商品も多くの方に手に取っていただき、2日目の終了時間を待たずに完売となりました。
多くの方がご来場くださり、バランゴンバナナ、そして廃棄されてしまうバナナの現状について知っていただくことができ、スタッフとしてはとてもうれしかったです。
コロナ禍で対面のイベントがほとんど開催できなくなり、ストーリーを直接お伝えする機会が限られているので、今回のように直接コミュニケーションを取る機会を持てて、スタッフである私たちもとても楽しく、わくわくしました。
特に、来場者からの質問や感想などを直接聞けたことで、ヒントを得たり、プロジェクトの課題が見つかったりしました。
今後のプロジェクトの進行に活かしていきたいと思っています。
ぽこぽこと様々な新しい取り組みが生まれそうな予感をひしひし感じています。
今後も情報発信をしながら、引き続きメンバーを募集していきます。
ご興味・ご関心のある方はぜひ事務局までお問合せください!
報告:福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)