8月17日、18日、有志団体「つながる」主催の「つながる夏2024」というイベントが鳥取県東伯郡琴浦町で開催されました。「つながる」は、日々の暮らしの身近な衣・食・住を通して、SDGsゴール達成について考えようというイベントです。今回は、バナナからゴールを目指そうということで、規格外バランゴンバナナの活用をメインテーマとして扱ってくださいました。
このイベントの中で、出版に向けてクラウドファンディングに挑戦している絵本『バナナのらんとごん』のストーリーの朗読・講演会が行われました。朗読は、認定NPO法人鳥の劇場の俳優、中川玲奈さんにお願いしました。私もこれまで絵本の試作版を持って保育園などを訪問し、絵本の読み聞かせをしてきましたが、俳優さんの朗読は迫力があって全然違い、絵本の世界に引き込まれました。午後の会には、齊藤頼陽さん(鳥の劇場副芸術監督・俳優)も来てくださり、お二人で朗読してくださったのですが、さらに絵に命が吹き込まれ、らんとごんのやり取り、歌なども本当に素晴らしかったです。お芝居を見ている(聴いている?)ようでした。中川さんからは「試作版を読むという貴重な素晴らしい経験ができた、完成も楽しみ」というメッセージもいただきました。
イベント会場では、来場者の皆さんにバランゴンバナナすごろくも体験してもらいました。小さなお子さんから大人の方まで参加してくださって期待以上の盛り上がり。すごろくでは、クイズで正解したりするとポイントがもらえるのですが、今回のポイントは、「つながる」の皆さん特製のバナナのイラストがついたポイントだったのも魅力的でした(写真下)。私が参加したグループでは、一番最後にゴールした方のポイント数が一番多くて1位になり、ゴールの順番だけでなく、ポイントを集めることも重要という、このすごろくゲームの特徴がよく出た結果となりました。
また、今回のイベントでは、多くの出店者の方が規格外のバランゴンバナナを活用してくださりました。シフォンケーキ、バナナクリーム入りクロワッサン、バナナパイ、バナナのベーグルなど、種類は様々です。写真のように「ぽこぽこバナナプロジェクト」の掲示も!
2日間での来場者数は、およそ250人。とてもにぎやかな楽しいイベントでした。皆さんからあたたかい応援をいただき、今後もがんばる力につながりました。皆さん、ありがとうございました。
福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)