8月7日にスタートした絵本『バナナのらんとごん』出版プロジェクト。おかげさまで、9月28日に目標金額の250万円を達成し、9月30日に終了いたしました。最終的には、332名もの方にご支援をいただき、2,660,500円を集めることができました。達成率は106%、大成功でした。皆さまの応援のおかげです。本当にありがとうございました。
支援金額が異なるため、単純に比較するのは難しいですが、最もご支援数が多かったのは「絵本1冊予約プラン」で191件でした。私たちも一人でも多くの方に絵本を届けられるよう望んでいたので、うれしい限りです。
次点は「シンプルに応援プラン」で、49件でした。こちらは絵本の出版をシンプルに応援したいという方向けのもので、別のプランに上乗せで支援くださる方もたくさんいらっしゃいました。
続いて「バナナと絵本プラン」です。こちらは絵本もバランゴンバナナも両方楽しみたい方に向けて用意したものでしたが、予想以上に人気があり、設定していた限定数が3度完売。合計で38件の応援をいただきました。
「子どもに贈るプラン」も同様に人気でした。たくさんのご支援のおかげで、全部で56の施設に絵本を寄贈できる予定です。子どもたちからどんな反応がもらえるか、今から楽しみです。
絵本に挟み込む別紙「サンクスペーパー」にお名前を掲載するプランも設定しました。こちらは、個人、法人とありますが、個人は全部で18名の方、法人は3カ所のお名前を掲載させていただきます。「サンクスペーパー」のデザインも絵本制作でデザインをお願いしているDOTMARKSの鈴木さんにしていただきます。どんなペーパになるのか私も楽しみです。
限定されていたので、購入数はもちろん少ないのですが、「バナナの旅を辿るすごろく」は完売しました。すごろくを楽しみながら、バランゴンバナナがフィリピンから日本の食卓に届くまでの過程を知ることができるもので、APLAのオリジナルです。8月にお試しのワークショップを開催し、そこで得られた意見やご感想をもとに、現在、修正しています。ゲームの楽しみ方も複数あるので、どのように活用するかはそれぞれ。いずれ活用方法を報告してもらえると嬉しく思います。
下記は支援の総額レポートです。
クラウドファンディングは、「開始時と終盤は伸びるけど、間は動かないよ」と聞いていたのですが、まさにその通りでした。スタート時は勢いがありましたが、中間期は、1日の支援者が0になることはなかったものの足踏み状態で毎日不安でした。イベント等で絵本のアピールをしたり、プレスリリースを出したり、色々と行動はしていましたが、結果につながらず、どうやったら伸びるんだろう……とクラファンで頭がいっぱいの日々でした。
終了1週間前の9月23日でも180万円ほどだったので、その時点では成功するとは正直思えず、200万円に到達できたら万々歳だとまで思っていました。それが、翌9月24日に一気に200万円を超え、「えっ?」とびっくりしている間に、達成できそうな光が見え、終了日を待たずして、目標達成となりました。中間期にもコツコツと伝え続けたのが、終盤の追い上げに結びついたのかもしれません。達成した時は「やったー、達成したぞ!」という気持ちよりも、ホッとした気持ちが大きかったです。
クラファンが終わり、あとは絵本制作を引き続き進め、リターン品をお届けする段階に来ました。絵本制作に関しては、クラファンページの活動報告でも状況をお伝えしておりますが、こだわりポイントのバナナの色味の調整も含めたイラストのカラー化、それと同時にレイアウトデザイン作業を進めています。最後につける資料ページも制作中、そして印刷会社との打ち合わせ等も行っています。当初の計画より少し遅れてしまっていますが、12月中旬にはできあがる予定です。いずれ完成披露のイベントなどもできたらと考えています。
クラファン挑戦中は大変な時もありましたが、これまでつながりのなかった人からも支援や応援メッセージをいただき、新しい経験もでき、幸せな数カ月でした。「クラファンロス」のような感情も湧いているくらいです。
絵本制作を始めるきっかけを作ってくれた鳥取県の有志団体「つながる」の皆さん、そして、クラファン初心者の私たちを細かいところまでサポートしてくれたCAMPFIREパートナーの岡田良寛さん、絵本を共同出版するとともに、クラファンも一緒に進めてくれたらくだ舎出帆室の千葉貴子さん、クラファンを応援してくださった皆さま、クラファンのアピールに協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
報告:福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)