WHAT'S NEW?

2024年9月14日、15日絵本「バナナのらんとごん」読み聞かせ会(京都&名古屋)

9月14日、15日、現在制作中の絵本『バナナのらんとごん』の試作版を持参し、京都と名古屋で絵本の朗読会を行いました。

9月14日は、京都市左京区の キッチン・ハリーナ 。APLAの前身の日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)時代からの長いお付き合いがあり、バランゴンバナナ、規格外バランゴンバナナも定期的に購入してくださっています。

参加者の皆さんは、普段からバランゴンバナナを購入してくださっているキッチン・ハリーナの常連さんたちが集まってくださり、熱心に聞いてくださいました。「どんなところでどんな人たちがバランゴンバナナを育て、どのように日本の私たちに届いているかが、よく理解できました」というご感想もいただきました。 バランゴンバナナの栽培状況からプランテーションのバナナのことまで幅広い質問をいただきました。

朗読会の後は、規格外バランゴンバナナ入り塩ラーメンとバナナアイスをいただきました。バナナ入り塩ラーメンは、千葉県浦安市の明海学童クラブの子どもたちが、開発(?)してくれてAPLAのSNS等で紹介したこともあるのですが、それを参考になさったということです。バナナの甘味とラーメンの塩味がとてもよく合っておいしかったです。

9月15日は、名古屋市の 顔のみえる店 FAIR TRADE 風”s が「バランゴン!バナナな1日」というタイトルで企画してくれたイベントで、その名のとおり、バランゴンバナナたっぷりの企画となりました。

お子さんが多かったので、絵本の読み聞かせの前にバナナクイズを実施しました。バランゴンバナナの高さ、バナナの花、バナナの種類などをクイズにして出題しましたが、お子さんを中心に積極的に答えてくれました。その後は、絵本の朗読です。参加者の中に赤ちゃんがいて、クイズにも参加(?)し、頭を一生懸命持ち上げて、話をきいてくれたので、その姿で場の雰囲気が和み、あたたかい会となりました。

「絵本のはじめには、細かな生産地の情景がちりばめられていて、規格外のバナナが選別されるストーリーもよく出来てます」「可愛いイラスト、まだ白黒だったページがこれから完成してくるのが楽しみです」といううれしい声もいただきました。

お昼は、バナナカレー試食会。風”s とつながりのある「夢茶や」が作ってくれたそうです。試行錯誤してくださってできたカレーは、15人分でバナナを6~7本使っているという、バナナ感たっぷりのおいしいカレーでした。”味変”に民衆交易品のマスコバド糖ココアを入れましたが、それもよかったです。カレーにココアパウダーをかけるのはおすすめですよ。

午後は、帰国報告会ということで、8月末に実施したフィリピン・ミンダナオのバナナ産地を訪問するツアーに参加してくれた大学院生のお話を聴き、さらにバランゴンバナナやそれをめぐる様々な課題について深く考えることができました。

短い時間ではありましたが、規格外バランゴンバナナのこと、絵本のクラウドファンディングのことを、直接伝えることができ、とてもいい時間となりました。直接お会いして伝える機会は限られておりますので、京都や名古屋でお話を聞いてくださった方がまた別の方に伝え、【ぽこぽこ】とつながりが生まれてくれることを願っています。

報告:福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)