皆さまに応援していただき出版した絵本『バナナのらんとごん』をより多くの方に手に取ってもらうために、2025年2月2日、東京都渋谷区のギャラリーでおひろめ会を開催しました。
天気予報では、雪マークも出ていた節分の日。幸い雪は降りませんでしたが、午前中は雨。午後は雨が止んだものの、とても寒い1日で、お出かけ自体を控える方が多かったせいか、残念ながらイベントの来場者もそれほど多くありませんでした。しかし、絵本の原画を展示し、絵本はもちろんのこと、規格外バランゴンバナナ、そのバナナを使ったお菓子、絵本のキャラクターの「らんとごん」グッズなどを展示・販売し、「らんとごん」の世界でいっぱいの会場となりました。
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原画の展示を熱心に見てくださる方が多く、皆さん、「色がきれいだね」「かわいい絵だね」と原画の前で記念撮影される方がほとんどでした。
会場の2階では、キャラクターを印刷できるシルクスクリーンワークショップ、絵本の読み聞かせ、絵本制作者裏トークをおこないました。
今回のワークショップ用に公式キャラクタービジュアルの「らんとごん」の版を制作しました。その版を使って、Tシャツやポーチなどの好きな素材に印刷するのですが、インクの量や力加減、素材の質によって、インクが濃く出たり、かすれたりずれたり。色々な「らんとごん」となりましたが、それが手作りならではの良さ!世界にひとつだけの、愛着がわく素敵なグッズができあがったようですよ。
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読み聞かせには、お子さんだけでなく、さまざまな世代の方にご参加いただき、
「絵本の読み聞かせは子どもの時以来だけど、大学生が読んでも学びのあるとても内容のある絵本だと思いました」
「前に見た時はまだ色もなく、バラバラした紙の状態でしたが、絵本の形になっていて、色もきれいでびっくりしました。私も嬉しい気持ちです」
「フィリピンのバナナ産地に行ったことがあるけど、その産地がよく表現されていてすごいと思いました」
「読み聞かせが上手で、聞き入りました」
などなど、嬉しい感想もいただきました。
つづいての制作者裏トーク。今回の絵本の文章そして編集を担当された千葉貴子さん、ブックデザインを担当された鈴木大輔さん、そして、APLA事務局の福島がお話しました。絵を担当された加藤えりこさんは、ご来場が難しかったため、事前にインタビューした動画を参加者にお見せしました。トークの内容は、別ページにまとめましたので、ぜひ合わせてご覧ください。
読み聞かせも制作者トークも、少人数だからこそ、丁寧にゆっくりとお話することができました。ただ、制作の裏話はとても面白かったので、多くの方にもっと伝えたいと思いました。また機会があれば、開催したいと思います。
報告:福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)