APLA(あぷら)は、
日本を含むアジア各地で
「農を軸にした地域自立」をめざす人びとどうしが出会い、
経験を分かち合い、
協働する場をつくり出すことを目的に、
2008年に特定非営利活動法人として発足しました。
APLAの活動の基盤には、
フィリピン・ネグロス島で20年余り自立支援を続けてきた
日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)の
経験が生かされています。
1980年代、ネグロス島を襲った飢餓の救援から開始した
JCNCの活動は、
その後、砂糖キビ農園労働者や零細農民の
自給自足をめざす地域自立運動に対する協力へと展開しました。
この経験から私たちは、
人びとが平和に暮らし、生きるためには
「農業や漁業で食べていける地域づくり」と、
地域の垣根を越えた経験と知恵の交流が
いかに重要であるかを学びました。
アジアの地域自立を求める人びと協働することは、
世界中のありとあらゆる食料を流通している
日本の私たちの暮らしのあり方を
同時に問われることにつながります。
APLAは、従来のような日本がアジアを「支援する」
という一方的な関係を超えて、
ともにオルタナティブを考え、
行動するネットワークをめざしています。