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2015年6月30日バランゴンバナナ産地を訪問

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知恵を働かせて対策を練る

フィリピン・ルソン島の北部、ヌエバ・ビスカヤ州。ルソン島でバランゴンバナナの民衆交易が始まった当初からの産地であるビリア・ヴェルデを訪問してきました。

この地域には、4つの村に合計39人のバランゴンバナナ生産者がいます。「今年は、雨が全然降らず、干ばつの被害がひどいんだよ」と生産者が話してくれました。そんな状況でも何とか品質の良いバナナを日本に届けようと、大きなプラスチック容器に小さな穴をあけて、常に水が少しずつバナナに落ちる仕組みを作ったりと工夫をしていました。

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炎天下の中、バナナの圃場を訪問

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干ばつの影響で自分の重さを支えきれなくなったバナナをつっかえ棒で支える

 

また、ATC(オルタートレード社)は、生産者自身が自分たちの地域を管理できることを目指し、多くのリーダーを育成するプログラムを生産者と共に計画しています。生産者のリーダーは「自分の畑を広げて、バナナの収穫量を増やしたい!」と力強く話しています。

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生産者グループとATCスタッフ

生産者のみんなに日本のイベントでバランゴンバナナを販売した時の様子の写真を見せました。みんな食い入るように写真を見て、「こんな人たちが食べているのか」「自分たちのバナナをこんな笑顔で食べていてくれて嬉しい」と笑顔で話していました。

乾季でも干ばつの被害を最小限に抑えるのが今後の課題です。

寺田俊(てらだ・しゅん/APLA事務局)