昨年8月にエルメラ県で開催した初めての「パーマキッズキャンプ(子ども環境キャンプ)」から、あっという間に一年。第2回となる今年は、8月8日〜10日まで、マナトゥト県で開催され、ィリ(アタウロ島)、マナトゥト、エルメラ、アイレウ、バウカウ、ヴィケケの6県から、小学校5年~中学生と引率の先生・約230人が参加しました。会場はマナトゥト県ベアデ中央小学校。APLAは、WE21ジャパン相模原や平和環境もやいネットの皆さんからの支援をもとに、エルメラの4つの地域(リアモリ、レキサラ、メルトゥト、タロ)代表の小中学生20人と引率の先生たちを参加者としてマナトゥトまで連れていきました!
「Sai Matenek no Kriativu(賢く、創造的になろう!)」という合言葉のもとでおこなわれた3日間のキャンプは、テーマ別グループに分かれた座学や実践(畑のデザイン、園芸、有機物、生垣、在来の種、苗づくり、堆肥とマイクロオーガニズムなど)、体操、お絵描きコンテスト、自然ビンゴゲーム、各地域の伝統料理を調理するコンペティション、有志による歌や踊りの発表会、そしてキャンプファイヤーなど、楽しみながら環境や農業、独自の文化について学ぶプログラムが盛りだくさんでした。
濃密な時間を共に過ごした各地の子どもたちがそれぞれの帰途についた最終日。離れがたく、ハグをしあい涙を流す子どもたちの姿があちらこちらに。「泣かないで!また会おう!」そんな言葉が飛び交っていました。
こうして蒔かれた種が、東ティモール各地で芽を出し、花を咲かせていくことを願い、APLAとしてはエルメラで子どもたちの後押しをしていきたいと思います。
報告:野川未央(のがわ・みお/APLA事務局)