4月13日付の国連の報告では、今回の豪雨災害によって13県すべてで被害が確認され、約25,000世帯が被災、そのうち約4,400世帯が家屋の半壊や全壊被害を受けているとのことです。また、被害が一番大きい首都のディリでは、43の避難所が開設され、12,000人以上が現在まで避難生活を送っていることが報告されています（注）。

APLAでは、今回の豪雨災害による被災者に対する緊急支援へのご協力をお願いしています（詳細は こちら をご覧ください）。現地の協力団体Permatil（パーマティル）からの報告では、本日4月13日までに、ディリ市内および近郊の被災家族200世帯以上に緊急支援物資として食料品（米、油、卵、即席麺）、衛生品（石鹸、シャンプー、歯磨き粉など）や食器一式を届けているとのことです。

なお、土砂崩れや倒木で道路が塞がれてしまっているところも依然として多々あり、アクセスが困難な集落があるなど、苦労しながら緊急支援活動を進めている様子が、現地の報告から伝わってきます。

下記の動画は、ディリ県の東端に位置するMetinaroの被災地域に支援物資を届けた帰りの車内の様子です。

APLAのスタッフであるパウラさんがテトゥン語で説明している内容は、以下の通りです（字幕をつける余裕がなく、申し訳ありません）。

• 今日も被災した家族に緊急支援物資を届けてきました。
• MetinaroからDili市内への道路を走っていますが、このようにとても深刻な状況です。
• 山から転がり落ちてきた石が道路を塞いでしまっているので、政府による復旧が必要です。
• 生活必需品や食料などを届け終わって、いまディリ市内に戻っているところです。
• Dili市内とMetinaroは車で約45分ですが、道路の状況はこのように良くありません。

現地からの新たな報告が届き次第、またこちらで発信いたします。皆さまからの引き続きのご支援・ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

注：Timor-Leste: Floods UN Resident Coordinator’s Office (RCO) Situation Report No. 4 (As of 12 April 2021)