最新の国連の報告(4月21日付)によると、災害から2週間以上が経過して、首都以外での被害状況も少しずつ明らかになってきており、13県すべてで被害が確認され、全国で28,734世帯が被災(25,881世帯がディリ)、そのうち4,500世帯以上が家屋の半壊や全壊被害を受けているとのことです。また、1,820haの水田、190haのトウモロコシ畑が被害を受けていることも報告されています(注)。
そうしたなか、現地の協力団体Permatil(パーマティル)からは、当初の目標としていた被災家族300世帯に対して、緊急支援物資を配布することができたとの報告が届きました。APLAからは、皆さまからのご寄付および緊急災害支援準備金からの合計で10,800米ドル(約119万円)を送金しています。Permatil代表のエゴ・レモスさんとスタッフの皆さん、そして行動を共にしているAPLAの現地スタッフからは「APLAを通じて支援を送ってくださった日本の市民の皆さんからの連帯の気持ちに心から感謝をします。いただいた寄付のおかげで、政府からの支援を受けられていない多くの被災者に食料や日用品を届けることができました」と感謝のメッセージが届いております。
なお、Permatilは元々、持続可能な社会を目指して地域の環境を保全することを主な活動目的としているため、4月末をもって緊急支援への支援金の受付を終え、その後は、復興活動の一環として、首都ディリ近郊の山間の地域で今後の災害の備えになるような植樹活動を地域住民と一緒に展開していく計画を立て始めています。その植樹活動には、被災した地域住民が参画し、活動中の食料を支援する(Food for Work)という形を取る予定とのことです。
APLAは、その考えに共感し、復興活動にも協力していきます。皆さまからのご寄付も引き続き受け付けますので、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
【ご寄付の方法】
■クレジットカード/銀行振り込み
寄付フォーム からご寄付いただけます。「支援の種類」で「今回のみ」、「寄付の使途」で「97.東ティモール豪雨災害支援」をお選びいただき、必要事項をご記入ください。
■郵便振替
00190-3-447725 特定非営利活動法人 APLA
※通信欄に「豪雨災害支援」と明記してください。
- 領収書の発行は省略させていただいています。領収書が必要な方は、APLA事務局までご一報ください。
- 募金総額の一部(上限10%)をこの活動に関わる事務経費のために使用させていただきますことを予めご了承ください。