9月6日、規格外バランゴンバナナの有効活用を検討する ぽこぽこバナナプロジェクト に積極的に参加してくれている明海学童クラブ(千葉県浦安市)を訪問し、現在制作中の絵本『バナナのらんとごん』の試作版の読み聞かせ会&カフェ車でのバナナジュース販売をおこないました。
その日のおやつは、バナナジュースというリクエストだったので、140人分のジュースを事前に準備していきましたが、その他に、保護者の方やおやつ以外にもほしいという方がたくさんいて、キッチンカーの前には行列が。これほど短時間でたくさんのジュースを提供したことがない、というくらいお求めいただきました。多くの子どもたち、そして保護者の方たちから「おいしい」と言っていただきました。なかにはおかわりをするお子さんがいたり、「おいしから、妹に持って帰る!」と言って、追加で買ってくれる子がいたり……本当にありがとうございました。
室内では、バランゴンバナナのクイズからスタート。明海学童の子どもたちはバランゴンバナナについてとても詳しいので、少し難易度の高いクイズを用意していきました。
例えば、こちらの写真にあるように「バランゴンバナナはどれでしょう?」という問題です。フィリピンにはたくさんの種類のバナナが栽培されているので、種類の異なるバナナの写真を混ぜてクイズを作りました。バランゴンバナナにそれほど詳しくない低学年の子どもたちもいるので、全員が正解というわけではありませんでしたが、正解率は高かったです。
続いての絵本の読み聞かせ。クイズの時はにぎやかな時間だったのですが、読み聞かせが始まると、皆さん、とても静かに真剣に耳を傾けてくれました。読み終わった後、感想を聞いてみました。
「バランゴンバナナがどうやって育っているのかわかりやすかった」
「バランゴンバナナの色々なことを知れてよかった」
「2人がお別れするシーンが悲しかった」
「バナナは普通しゃべったりしないけど、バナナの気持ちが言葉によく表現されていてわかりやすかった」など、率直な感想を伝えてくれました。最後に産地の写真を紹介しながら、実際の『バナナのらんとごん』の世界のお話しをして、終わりました。
こちらの学童クラブは、規格外バランゴンバナナの活用方法を考える 子どもバナナプロジェクト というグループがあるのですが、読み聞かせ会の後、学童の職員の方が、「子どもバナナプロジェクトに参加したいですか」と子どもたちに呼びかけていました。そうすると、1年生や2年生からもやってみたいという手が上がっていて、今度の活動がますます楽しみになりました。
報告:福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)