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2024年12月15日ネグロス島のカンラオン山が噴火

2024年12月9日午後3時頃、ネグロス島のカンラオン火山が噴火しました。6月に続いての大規模な噴火です。噴火警戒レベルは5段階のうち上から3番目の「レベル3」に引き上げられ、火口から半径6キロ以内の区域は立ち入り禁止となっています。フィリピンの災害対策当局は、周辺に住むおよそ8万7000人の住民に対し、学校や教会、村の集会所などへの避難を呼びかけました。

バナナの葉に降った灰を洗い流す農場長のカルロスさん。

カネシゲファームに関しては、幸いにも降灰の被害はそれほど大きくなかったとのことですが、噴火翌日、スタッフたちは、農場内の作物にうっすら積もった灰を取り除く作業に追われました。最近本格的に植え始めたバランゴンバナナ(来年の収穫、日本への出荷をめざしています!)には、特に注意を払っているとのこと。

また、避難区域に該当するバイス村のバランゴンバナナ生産者でもあり、カネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)の卒業生でもあるボトイさんの家族は、噴火直後から現在までKF-RCに避難をしています。ボトイさん自身は、村に残してきた豚の世話をするために、日中は家に戻っているとのことです。
他にも、イリハン村とマアオ村の卒業生がそれぞれ今回の降灰の被害にあったとの報告を受け、KF-RCのスタッフと相談のうえ、APLAとして「緊急災害支援準備金」から、お米や飲料水、その他食料を支援することを決定しました。12月15日、KF-RCスタッフたちがさっそく被災した3人の卒業生とその家族に支援物資を届けました。

ジョナンさんの家族(妻と娘、義理の妹とその息子)は、噴火直後からKF-RCのセミナーハウスで避難生活を送っています。

前日の雨による道路状況の悪化により、イリハン村の卒業生ジョンマークの家には辿りつけず、途中で落ち合って支援物資を渡しました。