バランゴンバナナのらんとごんの姉弟が、日本の誰かに食べてもらうまでの旅を通して、身近な食べ物の背景を知ることができる絵本です。ものがたりを楽しみながら、フードロス問題やフェアトレードに触れることができ、SDGsを達成するために大切な要素もたくさん散りばめられています。
どんな内容?
バランゴンバナナのらんとごんは、仲良しの兄弟。元気でしっかりもののらんと、おっとりしていてやさしいごん。ある日、ついに二人は収穫されて日本への長いたびが始まった。でも、日本に着いたらんのからだには、大きな黒い傷ができていて、見た目の違う二人は、別々の道へ。規格外として、捨てられそうになったらんは、果たして救われるのか?
2種類のバナナを剥いてみる仕掛けも楽しい、かわいくて、子どもたちにたくさんの考える種を撒く絵本です。本編の後には4ページの資料がついています。
1時間目:「バランゴンバナナを知ろう」
2時間目:「バランゴンバナナの旅をおさらいしよう」
3時間目:「民衆交易やフェアトレードについて学ぼう」
4時間目:「フードロス問題って何だろう」
5時間目:「規格外バランゴンバナナの利用方法を考えよう」
本編では描ききれなかった内容や産地の写真を入れました。授業やワークショップに役立つ内容です。
絵:加藤えりこ
文:千葉貴子
装丁・ブックデザイン:DOTMARKS 鈴木大輔
監修:株式会社オルター・トレード・ジャパン、NPO法人APLA
発行:NPO法人APLA、らくだ舎出帆室
判型:25cm×22cm×0.9cm/製本:上製/頁数:32頁
価格:2,500円(税込2,750円)
*見返し・本文の用紙は、ユトリログロスマット。森林環境や地域社会に配慮して作られた紙を使用しています。